肺がんと共に

’18/10月がん発覚。EGFR、ALK、ROS1などの遺伝子変異ナシの野生型。肺腺がんステージⅣ。延命治療(維持療法)の毎日です。でも”闘う”とか”ポジティブ”とかはちょっと待ってぇ~

肺がん日記-46 アリムタ 6クール目

´19/11/28 thu
3週間ごとの抗がん剤点滴治療の日です。
いつものように、診察前に血液検査とX線検査。
抗がん剤治療には遜色ない数値ですので、今日もアリムタ 6クール目点滴します。


X線検査の結果は・・ちょっと小さくなったような気がするんだけど、
センセに言わせると左肺のツブツブが目立つようになったとか?
そうかねぇ~?
同じ画像を見比べているのに、こうもハッキリ意見が違うとは・・
ま、いいけどさ。
確かに咳は増えてるし、痛み止めが切れると胸あたりも痛いし。


センセはそろそろ効かなくなったみたいだから、抗がん剤を変えたいようです。
次は
セタキセル+サイラムザ
TS-1


センセのお勧めは ①のドセタキセル+サイラムザ
セ:「K-coさんには、よく効きそうです。」
け:「タキサン系は二度とごめんです。」
セ:「抹消神経痛が出たんでしたかね、酷かったでしょうか?」
け:「1年経った今でも、手足先はリリカを飲まないと辛いくらいですから、
  (その薬を処方してくれてんのはアナタですけど)
   ともかく、タキサン系をやるくらいなら無治療で結構です。」


ちゅうことで、次はTS-1となりそうなのですが・・
一応3週間後のアリムタ加療予約(ケモ室)の予約だけは入れておいてくれました。
なにより、脳転移の治療を優先させなきゃ!
ちゅうことで、翌日の脳神経外科の診察です。




’19/11/29 fri
がんセンター脳神経外科を受診しました。
帝京大付属病院で撮ってもらったMRI画像を見ながらSセンセは言います。


セ:「23個あります。ここまで多発していると、髄液を採って中に癌細胞が点在して
   いないか骨髄穿刺してみないと・・」
け:「センセ、それ最初にやりました。結果はシロでしたけど」
セ:「あっ、やりましたっけ? では後は放射線治療科の治療方針次第となりますので、
   もし海馬抜きの全脳照射となったら、その後はHセンセの担当となります。」


海馬抜きでない全脳照射がイヤで、わざわざ帝京大付属病院でMRI撮ってもらったのに何言ってんだか。。って感じでしたが、


海馬抜きの全脳照射にこだわる私に
S医師曰く、たとえ海馬に放射線を照射してもK-coさんの場合だと70%位の物忘れにとどまる場合も多い。今海馬に照射しなかったら、MRIにも写らなかった小さながん細胞が何か月後かに大きくなって、それが認知症を引き起こす可能性もあるんだ。
・・と言いたかったようです。
また、多発転移の場合は年間でも海馬抜きの全脳照射は4-5例ぐらいに留まり、ほとんどが単純全脳照射なんだと、命の危機に選んでられない状況なんだとまた力説してました。
「やるか、やらないかなんですよ、ホントは」


それって重篤な症状に陥り命を落としてしまうか、何か月か先に恍惚状態でも生き延びれるかって事ですか~?



可能性に賭ける。
そして、肺がんステージⅣの現在であるからこそ、ひとこと言わせて。


この一年、がんが発覚してから・・一年と一か月。
何で私が?とか思った事もない。
今も今迄も、この現状を不幸だとか思ったこともない。
(ダーリンはじめ家族は可哀想だと思うけど)


副作用の痛み、いや痛みは辛いわ~ でも誰のせいでもないし、私のせいでもない。
地震や台風、災害を避けられないように私の身体に起こったことを受け入れているだけ。


雨が降ったら傘をさす。風が吹いたら戸を閉める。
目の前の自分のためのチョイスは自分で決めるんですよ。
がん専門医でも私の死期は分かるまい。神様じゃないんだからさ。


もう治らないんだ・・と諦めてもいないけど、
そんな遠い先でもない未来に死んでも仕方ない、でもその運命は私だけじゃない。


死ぬとか生きるとかそんな選択ではなく、生きる上での選択をしてるだけなのに。。
なんでアナタ(医師達)はそこに死を持って来るのか?



ま、12/4 wed に放射線治療科で結論?のお話をまたしてきます。
めんどくさい議論、またしなくて済みますように。。