肺がん日記-44 脳神経外科治療方針
’19/11/01 fri
がんセンター脳神経外科を受診してきました。
火曜日に私のカンファレンスを行ってくださった結果を聞きに。
海馬抜きでない全脳照射が結論だそうです。
3か月後~2年後あたりに認知機能の低下を引き起こす「全脳照射」です。
MRIさえ撮れれば、記憶を司る海馬を外して照射できるそうで・・
34年前に金属でクリップ止めしてある第一・第二頸椎を持つ私にはMRIは不可能。
-----と、そういえばタイから本帰国したのち帝京大付属病院でMRI撮ったわ。。
丁度おババが脊柱管狭窄症の手術を受けるために通っていて、
ついでに首の調子が悪くて私もと同じMセンセに診て貰ったんだった。。
「MRI撮りましょ」のセンセの言葉に、
「いやいや、これこれこうでMRIは無理なのです」と申し上げたのですが・・
「大丈夫です、MRI撮りましょ」 「・・・はい」
と、これで死んじゃうかもしれないと怯えながらMRIの機械に入った記憶が。。
調べましたら平成24年のことでした。
帝京大附属病院に電話しましたさ。
放射線科の診療予約を取りたい、理由はこれこれこうです。
回答は、
がんセンターの医師からのアプローチでないとやりませーん。
MRI撮れるかどうかも教えませーん。
がんセンター脳神経外科のSセンセに訴えました。
海馬を外さない全脳照射はイヤです。
可能性があるのだったら賭けたいです。帝京大附属病院でMRI撮ってもらいます。
でも、紹介状がないとなーんにもしてくれないそうです。
脳外科のセンセはすぐに目の前で帝京大付属病院に電話して下さいました。
紹介状もすぐに用意して下さり「すぐに予約してくださいね」と。
来週11/6 wed に予約を取ることができました。
行ってきまーす。
34年前に首の手術をした千葉大附属にも、クリップ止めした金属の素材を聞かなきゃ。
個人情報だから電話では無理でしょう~ と今度は呼吸器内科のSセンセ。
来週11/5 tue に行ってきます。いや、先ず電話か?
3連休が終わったら、5日は千葉大附属病院、6日は帝京大付属病院、
7日はがんセンター呼吸器内科でアリムタ5クール目。
病院のはしごです。
他にやることないので、いいんだけど。。
昨日からがっくり食欲が無くなっちゃったのは、
多発脳転移と関係がありませんように・・・
がんセンター脳神経外科のS医師はちょっと怒ったふうに言いました。
「全脳照射がイヤなのはわかりますが、症状出ちゃったらアウトでしょ。
肝心の海馬に転移があったら結局全脳照射と一緒か、もっとひどい症状ですよ。
海馬じゃなくとも転移先によっては日常生活は無理となるんですよ。
やるかやらないかの2択しかないのです」
日常生活ができないくらいなら、さっさと死んだ方がいいのです。とは言わずに、
MRIが撮れるかもしれないなら、その可能性を捨てたくないのです。
と気の合う・いいSセンセにわがまま言って紹介状を貰ってきました。
播種(小さい腫瘍がバラバラ転移している事)を疑ってるがんセンターの医師たちは
そりゃあ、バッチリがん細胞を殺せる全脳照射がいい選択だと思うのでしょうが・・
命だけ生かして貰っても困るんです。
「妻が願った最期の『七日間』」の冒頭
神様お願い この病室から抜け出して七日間の元気な時間をください
その通り! やり残した事とか叶わなかった夢の実現とかではなく、
日常生活をもう一度 なのです。
前の日記にも書いたように、海外旅行なんて行けなくていいから家で家事をしたいだけ。
私は家の備品でいいんだよーん。
でも・・そんなに差し迫った自覚はホントにないんです。
元気で片付けしてるんですけど~
今日もこれから緑環境事務所に粗大ごみを捨てに行って、
去年の今頃、肺がんを見つけてもらった武村医院にインフルエンザ予防接種を。
そして明日は次女の佐和ちゃんを動物病院へ連れて行く。
いつもと変わらぬ母さんしてるんですよ。